今回は、佐渡の釣り禁止エリアはどこ?について解説していきます。
「釣りの聖地」「釣り人のパラダイス」「クロダイアイランド」――。
数々の異名を持つ新潟県の離島、佐渡島。その豊かな海に魅せられ、毎年多くの釣り人が夢と期待を胸にフェリーへと乗り込みます。
しかし、その素晴らしいフィールドを未来永劫楽しむためには、私たち釣り人一人ひとりが守るべきルールとマナーが存在します。
「佐渡で釣りがしたいけど、禁止されている場所はあるの?」「ローカルルールが分からなくて不安…」
この記事は、そんなあなたのための完全ガイドです。
単に禁止場所をリストアップするだけでなく、「なぜそのルールがあるのか」という背景から、法律で定められた公式ルール、資源保護のための協力、そして佐渡の釣りを120%楽しむための実践的な情報まで徹底的に解説します。
この記事を最後まで読めば、佐渡の釣りに関するあらゆる疑問や不安が解消され、最高の釣行を計画できることをお約束します。
さあ、豊かな佐渡の海へ、正しい知識という最高のタックルを持って出かけましょう。
佐渡旅行を楽しむならコチラがおすすめです。
お得なクーポンで料金が安くなる上に、ポイントも貯まる!利用者の口コミを見ながら比較できるから、初めての方でも安心して予約できます。
>>初めての利用で不安な方は楽天トラベルガイドページが参考になりますよ
実は、楽天ふるさと納税を活用すると、佐渡市の宿泊や佐渡汽船がお得にできるって知っていましたか?
返礼品は、おもに「宿泊専用(楽天トラベル)」や「佐渡汽船や観光にも使える紙クーポン」があります。
使える場所や期限が違うので、自分に合う方を選びましょう。しかも今なら、寄付で「楽天ポイント」も付与される最後のチャンス!
楽天ポイントがもらえる制度は2025年9月30日で終了予定です。
この制度が使えるのは“今だけ”。本当にお得なうちに、早めにチェックしておくのが断然おすすめです!
目次
- 佐渡の釣り禁止エリアはどこ?「立ち入りが禁止」されている場所
- 佐渡の釣り禁止エリアはどこ?「採捕禁止・制限」のある区域とルール
- 佐渡で釣り禁止の場所を増やさないために!釣り人全員が守るべき法律・規則・マナー
- 佐渡の釣り禁止エリア以外が本番!季節別ターゲットとおすすめの釣り方
- 佐渡の釣り禁止を避けて楽しむ!釣果を左右する情報収集と万全の準備
- そもそも、なぜ佐渡は「釣り人の聖地」と呼ばれるのか?
- 佐渡の釣り禁止エリアはどこ?に関するQ&A
- Q1: そもそも、なぜ釣りが禁止される場所があるのですか?
- Q2: 佐渡では具体的にどのような魚が釣れるのでしょうか?
- Q3: 青物が釣れるシーズンはいつですか?
- Q4: ブリが最もおいしい時期と、釣れる時間帯を教えてください。
- Q5: 「佐渡一番寒ブリ」とは何ですか?
- Q6: 佐渡ヶ島で大型のヒラマサを釣る場合、どのようなタックルが必要ですか?
- Q7: 佐渡の釣りポイントについて知りたいです。特に堤防や磯、両津港周辺はどうですか?
- Q8: 佐渡島の水深はどのくらいですか?
- Q9: 寒い1月に佐渡で釣りをするなら、何を狙うのがおすすめですか?
- Q10: 夜釣りはしても問題ありませんか?
- Q11: 最新の佐渡の釣り情報はどこで手に入りますか?
- Q12: 漁港で漁師さんに話しかけても大丈夫ですか?
- Q13: 立ち入り禁止でない堤防でも、他に注意することはありますか?
- 佐渡の釣り禁止エリアはどこ?まとめ
佐渡の釣り禁止エリアはどこ?「立ち入りが禁止」されている場所
佐渡で釣りを楽しむために、まず知っておくべきは立ち入りが禁止されている場所です。
安全上の理由からフェンスが設置された堤防や、佐渡の玄関口である両津港の一部など、釣り禁止エリアが存在します。
知らずにトラブルになる前に、ここで具体的な漁港の場所をリストで確認しましょう。
フェンス等で物理的に封鎖されている漁港
特に危険度が高い、あるいはトラブルが多かった場所では、物理的にフェンスが設置され、立ち入りが明確に禁止されています。
以下の漁港の堤防が代表例です。
- 小木港(長堤防)
- 多田港(長堤防)
- 水津港(北側の堤防)
- 稲鯨港(堤防)
これらのフェンスを乗り越えて侵入する行為は、極めて危険であり、絶対にやめてください。
フェンスが設置される背景には、過去の事故や、ゴミ問題・駐車問題といった釣り人のマナー違反が積み重なった結果という側面もあります。
定置網の周辺(保護区域)
陸からの立ち入り禁止だけでなく、海域にも釣り(遊漁)が禁止されている場所があります。それが「定置網」の周辺です。
保護区域に指定されている15地区
佐渡海区漁業調整委員会の指示により、以下の地区に設置された大型定置網の周辺では遊漁が禁止されています。
釣行プランを立てる際は、これらの地区が目的地周辺にないか確認しましょう。
- 石名
- 達者
- 米郷
- 田切須
- 江積
- 琴浦
- 新保
- 椎泊
- 椿
- 白瀬
- 和木
- 平松
- 黒姫
- 北小浦
- 鷲崎
定置網とは?
定置網は、魚の通り道に巨大な網をカーテンのように設置し、誘導された魚が「箱網」と呼ばれる最終的な捕獲部分に入り込む仕組みの漁法です。
一度設置すると、魚が入ってくるのを待つため「待ちの漁法」とも呼ばれます。
保護区域での釣りが禁止される理由
定置漁業権に基づき、網が設置されている周囲には「保護区域」が設定されています。
この区域内で釣りをすると、以下のようなトラブルを引き起こす可能性があります。
- 釣り針やルアーが網に引っかかり、高価な網を破損させる。
- 船で近づくことで、網の周辺にいる魚を散らしてしまう。
- 漁業者が網を引き揚げる作業の妨げになる。
なぜ「立ち入り禁止」になるのか?その背景
単に「ダメだから入らない」のではなく、その理由を知ることで、ルール遵守の意識はより高まります。
① 釣り人の安全確保のため
漁港の防波堤や堤防は、本来、港を波から守るための施設であり、釣り人のために作られたものではありません。
特に外海に面した堤防は、予期せぬ高波にさらわれる危険が常に伴います。
また、テトラポッドは濡れていると非常に滑りやすく、一度転落すれば自力で這い上がることは困難で、重大な事故に直結します。
過去には全国で釣り人の転落死亡事故が後を絶たず、その対策として立ち入りが禁止されるケースが増えているのです。
② 島の重要産業「漁業」活動の保護のため
漁港は漁師さんたちの仕事場です。船の係留や網の修繕、漁獲物の水揚げなど、日々様々な作業が行われています。
釣り人が作業スペースに立ち入ることで、これらの活動の妨げになることがあります。
また、釣り糸やルアーが係留ロープや網に絡まるトラブルも少なくありません。
漁業という島の経済を支える重要な活動を守るためにも、制限が必要なのです。
佐渡の釣り禁止エリアはどこ?「採捕禁止・制限」のある区域とルール
佐渡には立ち入り禁止以外にも、特定の魚種や漁法に制限が設けられているケースが。
「少しだけなら…」という気の緩みが、貴重な資源を損なうことに繋がります。
水産資源を守るための「増殖場」とは?
佐渡の海では、マダイやヤリイカといった重要魚種の資源を増やすため、人工的に魚が集まりやすい環境(増殖場)を整備しています。
これは、未来の豊かな漁場、そして未来の釣果に繋がる大切な取り組みです。
この「海のゆりかご」とも言える場所を守るため、採捕が厳しく制限されています。
名称・位置 | 規制内容 | 禁止期間 |
稲鯨地区小規模増殖場 | 水産動植物の採捕禁止 | 周年 |
姫津地区大規模増殖場 | 刺し網の使用禁止 ヤリイカを目的とした採捕禁止 | 周年 1月1日~4月30日 |
高千地区大規模増殖場 | 刺し網の使用禁止 ヤリイカを目的とした採捕禁止 | 周年 1月1日~4月30日 |
これらの期間・区域で釣りを行うことは、産卵や育成を妨げる直接的な原因となります。
釣り人として、資源保護活動に積極的に協力する姿勢が求められます。
環境を守るための「まき餌」の厳格なルール
フカセ釣りやカゴ釣りで多用される「まき餌」。魚を集める効果的な手段ですが、その使用には厳格なルールが定められています。
過度なまき餌は、海底にヘドロを堆積させたり、富栄養化による赤潮の原因になったりと、海洋環境に大きな負荷を与える可能性があるためです。
まき餌が使えない区域
- 加茂湖全域: 貴重な汽水湖の生態系を守るため、全面禁止です。
- 姫津地先の船だまり
- イワノリ漁場の周囲100m以内: コンクリートで造成されたイワノリ漁場が対象です。
- ワカメ・魚介類の養殖施設の周囲100m以内: 養殖業への影響を防ぐためです。
船釣りでのまき餌ルール
船上から直接海中に投入するまき餌は禁止
船釣りでは、必ず「まき餌かご」や「まき餌袋」を使用し、ピンポイントで効率的に使うことが義務付けられています。
これは佐渡海区漁業調整委員会による指示であり、全ての船釣りで遵守しなければならないルールです。
餌の種類に関する制限
以下の漁協管内では、環境負荷を考慮し、使用できるまき餌が「オキアミのみ」に限定されています。配合餌などの使用はできません。
- 佐共第5号(姫津)
- 佐共第19号(赤泊支所管内)
- 佐共第37号(梅津)
- 佐共第38号(羽吉)
佐渡で釣り禁止の場所を増やさないために!釣り人全員が守るべき法律・規則・マナー
佐渡の釣り禁止エリアをこれ以上増やさないためには、釣り人一人ひとりの行動が重要です。
ここでは、漁港や堤防で守るべき法律・規則から、ゴミ問題や駐車といった基本的なマナーまでを徹底解説。
佐渡の素晴らしい海を未来に残すため、初心者からベテランまで、全員でルールを確認しましょう。
法律・規則編:知らなかったでは済まされない公式ルール
マナーと違い、こちらは罰則を伴う可能性もある「公式ルール」です。
使用が禁止されている漁具や、知らずに行うと「密漁」にあたる魚介類の採捕など、佐渡の海で釣りをする上で絶対に守らなければならない法律・規則を解説します。
トラブルを避けるため、必ず内容を理解しておきましょう。
① 新潟県漁業調整規則(第40条)に定められた漁法
遊漁者(釣り人)が使用できる漁具・漁法は、法律に基づいて定められています。
- 許可されている漁法: 手釣り、竿釣り、たも網・さで網(魚をすくう網)、ヤス(魚を突く道具)
- 禁止されている漁法: ひき釣り(トローリング)、その他、漁業者以外の使用が認められていない漁具(刺し網、かご漁など)
- 水産資源保護法で禁止されている行為: 爆発物や有毒物の使用。これは論外であり、極めて悪質な犯罪行為です。
② 漁業権の尊重(密漁の禁止)
漁港の周辺や沿岸部には「共同漁業権」が設定されており、アワビ、サザエ、ワカメ、タコといった水産動植物が対象となっています。
これらを漁業者の許可なく採捕する行為は「密漁」となり、漁業法に基づき厳しく罰せられます。
「堤防からタコが釣れた」という場合も、対象魚種であればリリースする必要があります。
③ クロマグロ遊漁に関する特別ルール
近年、資源管理が世界的に強化されているクロマグロについては、釣りにも厳しい規制が敷かれています。
- 30kg未満の小型魚の採捕は原則禁止。
- 30kg以上の大型魚を釣った場合は、速やかに報告する義務がある。
規制内容は毎年更新される可能性があるため、クロマグロを狙う際は必ず水産庁のウェブサイトで最新情報を確認してください。
資源保護とマナー編:未来の釣りのために今できること
法律とは別に、佐渡の豊かな釣り場を未来へ残すための「心構え」も重要です。
小型魚のリリースといった資源保護への協力や、ゴミ・駐車問題などの基本的なマナー。
これらが守られないことが、新たな「釣り禁止」の場所を生む最大の原因です。釣り人として今できることを考えてみましょう。
① 小型魚リリースの重要性(キャッチ&リリース)
未来の釣果は、今いる小さな魚たちが大きく育ち、産卵することにかかっています。佐渡では漁業者が以下のサイズを目安に資源管理を行っています。
釣り人もこれに協力し、小型魚は優しくリリースしましょう。
- ヒラメ: 全長30cm未満
- マダイ: 全長14cm未満
- ウスメバル: 全長12cm未満
- シロギス: 全長12cm未満
リリースする際は、魚へのダメージを最小限にすることが大切です。
乾いた手や地面で魚に触れず、濡らした手で素早く針を外し、優しく海へ帰してあげましょう。
② 全国で深刻化する釣り人のマナー問題
残念ながら、一部の釣り人のマナー違反が原因で、釣り場が閉鎖に追い込まれるケースが全国で多発しています。
佐渡の美しい釣り場を守るため、以下のマナーを徹底してください。
- ゴミ問題: 「釣り人はゴミを捨てない」は当たり前の大原則です。釣り糸、空き缶、弁当の容器、使った餌の袋など、自分が出したゴミは全て持ち帰る。特に釣り糸や釣り針は、野鳥が絡まるなど、野生動物を傷つける凶器にもなり得ます。
- 駐車問題: 漁港は漁師さんの仕事場です。作業の邪魔になる場所や、船を揚降するスロープ付近には絶対に駐車しないでください。地元住民の通行の妨げにならないよう、指定された場所や迷惑のかからないスペースに停めましょう。
- 騒音問題: 早朝や夜間は、集落のすぐそばで釣りをすることも少なくありません。大声での会話、カーステレオの音、車のドアの開閉音など、地元住民の迷惑になる行為は厳に慎んでください。
- 挨拶: 地元の人や他の釣り人と会ったら、気持ちよく挨拶を交わしましょう。コミュニケーションが、トラブルを未然に防ぎ、お互いが気持ちよく過ごすための第一歩です。
佐渡の釣り禁止エリア以外が本番!季節別ターゲットとおすすめの釣り方
佐渡の釣り禁止エリアを把握したら、いよいよ実践編です。
ここでは、ルールを守って楽しめる釣りポイントで、季節ごとにどんな魚が狙えるのかを具体的に解説。
初心者向けの堤防でのサビキ釣りから、磯での本格的な青物狙いまで、あなたのスタイルに合った佐渡の釣りの世界がきっと見つかります。
季節別・おすすめターゲット魚種カレンダー
佐渡の釣りの大きな魅力は、季節によって全く違う表情を見せ、一年中楽しめることです。
春のマダイ、秋のアオリイカ、冬の寒ブリなど、その時期ならではのターゲットが存在します。
このカレンダーを参考に、あなたの釣行スケジュールに合わせた最高のターゲットを見つけてください。
季節 | ターゲット魚種 | 釣りの魅力 |
春 | マダイ、メバル、ヤリイカ、クロソイ、ホッケ | 乗っ込み(産卵)で浅場に差してくる大ダイや、大型メバルが狙える。ヤリイカの数釣りも楽しめる。 |
夏 | アジ、キス、キジハタ、イシダイ、シーバス | 豆アジのサビキ釣りはファミリーに最適。高級魚キジハタや、投げ釣りでのキスも本格シーズン。 |
秋 | アオリイカ、青物(イナダ、カンパチ)、クロダイ | エギングの最盛期。堤防から青物の回遊があり、ショアジギングが熱い。クロダイも活性が高い。 |
冬 | メバル、クロソイ、アイナメ、ブリ | 寒さに強い根魚(ロックフィッシュ)のシーズン。運が良ければ、寒ブリが接岸することも。 |
釣り方別ガイド
狙うターゲットが決まったら、次は釣り方の選択です。初心者や家族連れでも安心な手軽な釣りから、大物との駆け引きが魅力の本格的なスタイルまで。
ここでは代表的な釣り方を、それぞれの魅力やポイントと共にご紹介します。
① 堤防でのんびり「サビキ釣り・投げ釣り」
- 魅力: 足場が良く、家族連れや初心者でも気軽に楽しめる。アジ、イワシ、サバ、キス、カレイなどがターゲット。
- ポイント: 立ち入り禁止でない漁港の内側など、比較的波の穏やかな場所がおすすめ。
- 注意点: まき餌のルールは厳守。周囲の人の迷惑にならないよう、投げる際は後方確認を。
② ゲーム性が高い「エギング」
- 魅力: 秋の数釣り、春の大型狙いと、シーズンを通してアオリイカを狙える。手軽さと奥深さで大人気。
- ポイント: 墨跡が多い場所は一級ポイントの証。藻場や潮通しの良い堤防の先端、地磯などが狙い目。
- 注意点: 藻を必要以上にちぎらないよう配慮。イカが釣れないからとゴミを捨てないこと。
③ 大物を狙え「ショアジギング」
- 魅力: 金属製のルアー(メタルジグ)を遠投し、ブリやヒラマサといった青物を狙う豪快な釣り。強烈な引きは病みつきに。
- ポイント: 潮通しの良い外海に面した堤防や、地磯がメインフィールド。
- 注意点: フルキャストするので、周囲に人がいないか十分な確認が必要。重い仕掛けを扱うため、タックルの強度も重要。
④ 玄人が好む「磯釣り(フカセ釣り)」
- 魅力: 佐渡の真骨頂とも言えるクロダイやメジナを狙う。自然の中で魚と一対一の駆け引きを楽しむ。
- ポイント: 沢崎鼻周辺や尖閣湾周辺など、島内には数多くの地磯ポイントが点在する。
- 注意点: ライフジャケットとスパイクシューズは必須装備。天候の急変に注意し、単独釣行は避けるのが賢明。
佐渡の釣り禁止を避けて楽しむ!釣果を左右する情報収集と万全の準備
佐渡での釣りを成功させる鍵は、情報収集と準備にあります。「釣り禁止」という残念な結果を避け、釣果を上げるための最新情報はどこで得るのか?
安全な釣行に必須の装備とは?ここで、出発前に必ず確認すべきチェック項目を学び、最高の思い出を作りましょう。
必携!「佐渡フィッシングガイド」の活用法
佐渡地域振興局が作成している無料の公式ガイドブックです。
島内の釣りポイントや狙える魚種が地図付きで紹介されており、非常に役立ちます。
佐渡の観光案内所や釣具店で配布されているほか、インターネット上でPDFをダウンロードすることも可能です。釣行前に必ず目を通しておきましょう。
最も確実な情報源「地元の釣具店」
ネットの情報も便利ですが、最も新鮮で信頼できるのは「生の情報」です。
「山田屋釣具店」など、島内の釣具店に立ち寄れば、直近の釣果情報はもちろん、餌や仕掛けのアドバイス、ネットには載っていないローカルルールまで教えてもらえることがあります。
釣行の際はぜひ訪ねてみてください。
安全装備は命綱!
楽しい思い出は、無事に帰ってこそです。
- ライフジャケット: 堤防・磯を問わず、海辺に立つ際は必ず着用してください。自分の命を守る最低限のマナーです。
- スパイクシューズ: 磯や濡れたテトラは非常に滑ります。滑りにくいスパイク付きのシューズは、磯釣り師の必需品です。
- その他: 帽子(熱中症・日射病対策)、偏光グラス(水中の様子を見る・目の保護)、十分な飲み物と食料。
佐渡へのアクセスと島内移動
佐渡へは、新潟港、直江津港から佐渡汽船のフェリーが運航しています。
マイカーを載せられるカーフェリーを利用すれば、広大な島内のポイントを効率よく回ることができ、非常に便利です。
そもそも、なぜ佐渡は「釣り人の聖地」と呼ばれるのか?
そもそも、佐渡がなぜこれほどまでに釣り人を惹きつけてやまないのか、その理由を少し深掘りしてみましょう。
その魅力を知ることで、このフィールドを守ることの重要性がより一層理解できるはずです。
暖流と多様な魚種が交差する海域
佐渡島には、黒潮の支流である「対馬暖流」が流れ込んでいます。
これにより、マダイやブリ、ヒラマサ、アオリイカといった暖海性の魚が豊富に生息しています。
さらに、冬の厳しい季節風が海水を適度に冷やすことで、ホッケやメバル、クロソイといった寒帯・亜寒帯の魚たちも集まる、まさに魚種のるつぼなのです。
一年を通して多種多様なターゲットを狙えることが、佐渡の最大の魅力と言えるでしょう。
約280kmに及ぶ変化に富んだ海岸線
佐渡は周囲約280kmという広大な海岸線を有します。
そしてその地形は、穏やかな砂浜(サーフ)、大小の岩が転がるゴロタ浜、断崖絶壁の地磯、そして数多くの漁港と、非常に変化に富んでいます。
さらには、日本でも珍しい島にある汽水湖「加茂湖」まで存在し、シーバスやクロダイの格好の住処となっています。
この地形の多様性が、投げ釣りから磯釣り、エギング、ルアーフィッシングまで、あらゆるスタイルの釣りを可能にしているのです。
風を読める島ならではの利点
360°海に囲まれた離島であるため、風が強い日でも島の風裏を探せば、比較的穏やかな場所で竿を出せることが多くあります。
天候に左右されにくいという点も、遠征してくる釣り人にとっては大きなメリットです。
このような奇跡的な環境を未来に残していくためには、私たち釣り人が「ゲスト」であるという意識を持ち、ルールを正しく理解し、実践することが不可欠です。
佐渡の釣り禁止エリアはどこ?に関するQ&A
佐渡の釣り禁止エリアはどこ?に関するQ&Aに回答していきます。
Q1: そもそも、なぜ釣りが禁止される場所があるのですか?
A1: 釣りが禁止される主な理由は、「釣り人の安全確保」と「漁業活動の保護」の2つです。
堤防やテトラポッドからの転落事故を防ぐため、また、漁船の航行や網の修繕といった漁師さんの仕事の妨げにならないために、立ち入りが制限される場所があります。
ゴミ問題や駐車トラブルなど、釣り人のマナー違反が原因で新たに禁止になるケースもあります。
Q2: 佐渡では具体的にどのような魚が釣れるのでしょうか?
A2: 佐渡は魚種の豊富さが魅力で、季節ごとに様々なターゲットを狙えます。
- 春: 乗っ込みの大型マダイ、メバル、ヤリイカ、ホッケ
- 夏: 家族で楽しめるアジ、投げ釣りのキス、高級魚のキジハタ、シーバス
- 秋: エギングで狙うアオリイカ、回遊してくる青物(イナダ・カンパチ)、クロダイ
- 冬: メバルやクロソイなどの根魚、天候が良ければ磯のクロダイや寒ブリ
このように、一年を通して飽きることのない釣りが楽しめます。
Q3: 青物が釣れるシーズンはいつですか?
A3: 堤防や地磯からショアジギングで青物を狙う場合、9月下旬から11月頃がメインシーズンです。
イナダ(ブリの若魚)やカンパチの子供(ショゴ)などの回遊が多く見られ、強烈な引きを楽しむことができます。
Q4: ブリが最もおいしい時期と、釣れる時間帯を教えてください。
A4: 佐渡のブリが最もおいしいとされる旬は、脂が乗り切った冬、特に12月から2月にかけての「寒ブリ」の時期です。
この時期のブリは「佐渡一番寒ブリ」としてブランド化されるほどの絶品です。
ブリを狙う時間帯としては、魚の捕食活動が活発になる朝マズメ(日の出前後)と夕マズメ(日没前後)が最も有力なゴールデンタイムと言えます。
Q5: 「佐渡一番寒ブリ」とは何ですか?
A5: 「佐渡一番寒ブリ」とは、冬の日本海の荒波にもまれ、身が引き締まり上質な脂を蓄えた、佐渡で水揚げされる10kg以上のブリに与えられるブランド名です。
厳しい基準をクリアした最高品質のブリの証であり、食通を唸らせる冬の味覚の王様です。
Q6: 佐渡ヶ島で大型のヒラマサを釣る場合、どのようなタックルが必要ですか?
A6: 磯から大型ヒラマサを狙う場合、非常にパワフルなタックルが求められます。
一例として、10フィート前後のショアジギングロッド(H~HHクラス)、大型スピニングリール(シマノなら8000番~14000番、ダイワなら4500番~6500番)、PEライン4~6号、リーダーは根ズレに強い80lb~130lbといった組み合わせが基準となります。
これはあくまで一例であり、ポイントや使用するルアーによって調整が必要です。
Q7: 佐渡の釣りポイントについて知りたいです。特に堤防や磯、両津港周辺はどうですか?
A7: 佐渡には魅力的な釣りポイントが無数にあります。
- 堤防: 赤泊港や小木港(立ち入り禁止区域を除く)、水津港などは足場も良く、アジ、クロダイ、アオリイカなど多種多様な魚が狙えます。佐渡での釣りが初めての初心者の方は、まずこうした比較的安全な堤防から始めるのがおすすめです。
- 磯釣り: 本格的に大物を狙いたいなら磯釣りがおすすめです。沢崎鼻や尖閣湾周辺には、クロダイやメジナ、ヒラスズキなどが狙える一級の地磯が点在しています。ただし、安全装備(ライフジャケット、スパイクシューズ)は必須です。
- 両津港の釣り: 佐渡の玄関口である両津港も人気の釣りポイントです。ただし、フェリーが発着する場所や関係者以外の立ち入りが禁止されている区域も多いため、必ず標識を確認してください。釣りが可能なエリアでは、テトラポッド周りでカサゴやメバルなどの根魚を狙ったり、前打ちでクロダイを狙ったりする釣り人が多く見られます。
Q8: 佐渡島の水深はどのくらいですか?
A8: 島の周囲の水深は場所によって大きく異なります。
両津港のような湾内や漁港内は数メートルから10メートル程度の場所が多いですが、外海に面した地磯などでは、岸からすぐの場所でも水深20メートルを超えるような急深な地形(ドン深)になっているポイントも少なくありません。
この地形の多様性が、様々な魚が生息する理由の一つにもなっています。
Q9: 寒い1月に佐渡で釣りをするなら、何を狙うのがおすすめですか?
A9: 1月は一年で最も寒い時期ですが、冬ならではの釣りが楽しめます。
メインターゲットは、寒さに強いメバルやクロソイ、アイナメといった根魚(ロックフィッシュ)になります。
夜の堤防でワームや小型のルアーを使って狙うのが一般的です。また、天候と波が穏やかな日を選べば、磯で越冬する大型のクロダイを狙うことも可能です。
いずれにせよ、万全の防寒対策は必須となります。
Q10: 夜釣りはしても問題ありませんか?
A10: 規則で禁止されているわけではありません。しかし、夜間は視界が悪くなり転落などの危険度が格段に増します。
また、集落の近くでは騒音問題に繋がりやすいため、日中以上に周囲への配慮が必要です。
単独での釣行は極力避け、必ずヘッドライトを装着し、足場の良い安全な場所で行ってください。
Q11: 最新の佐渡の釣り情報はどこで手に入りますか?
A11: 最新で正確な佐渡の釣り情報を得るには、島内の釣具店(「山田屋釣具店」など)を訪ねるのが一番です。
直近の釣果やおすすめのポイント、餌などを教えてくれます。
また、佐渡地域振興局が発行する「佐渡フィッシングガイド」も、ポイントの概要を把握するのに非常に役立ちます。
Q12: 漁港で漁師さんに話しかけても大丈夫ですか?
A12: 漁師さんが網の修繕や船の準備などで忙しそうに作業している時は、声をかけるのは控えましょう。
しかし、手が空いている時であれば、挨拶をしたり、最近の釣果について尋ねたりするコミュニケーションは、温かく応じてくれることが多いです。
地元の方々への敬意を払い、邪魔にならないよう心がけることが大切です。
Q13: 立ち入り禁止でない堤防でも、他に注意することはありますか?
A13: はい。釣りが許可されている場所でも、お互いが気持ちよく過ごすためのマナーは重要です。
例えば、釣り竿や荷物を広げすぎて通行の妨げにならないようにする、アオリイカを釣った後の墨跡は水で洗い流す、先行者がいる場合は挨拶をして断りを入れ、十分な距離をとってから釣りを始める、といった配慮を心がけましょう。
佐渡の釣り禁止エリアはどこ?まとめ
今回は、佐渡の釣り禁止エリアはどこ?について解説しました。
佐渡島は、ルールとマナーを守る釣り人にとって、本当に「釣りの楽園」と呼べる場所です。
しかし、その素晴らしい環境は、豊かな自然と、それを守りながら暮らしてきた地元の人々の努力によって成り立っています。
この記事で紹介した「禁止」や「制限」「ルール」は、釣り人を不自由にするためのものではありません。
これは、釣り人の安全を守り、島の大切な漁業と共に生き、そしてこの特別な海を10年後、50年後、さらにその先の未来まで残していくために必要な「責任」なのです。
ルールを守ることは、未来の自分が釣りを楽しむための「投資」でもあります。
正しい知識を身につけ、地元への感謝と敬意を忘れず、佐渡の海で一生の思い出になるような釣りを楽しんでください。
佐渡旅行を楽しむならコチラがおすすめです。
お得なクーポンで料金が安くなる上に、ポイントも貯まる!利用者の口コミを見ながら比較できるから、初めての方でも安心して予約できます。
>>初めての利用で不安な方は楽天トラベルガイドページが参考になりますよ
実は、楽天ふるさと納税を活用すると、佐渡市の宿泊や佐渡汽船がお得にできるって知っていましたか?
返礼品は、おもに「宿泊専用(楽天トラベル)」や「佐渡汽船や観光にも使える紙クーポン」があります。
使える場所や期限が違うので、自分に合う方を選びましょう。しかも今なら、寄付で「楽天ポイント」も付与される最後のチャンス!
楽天ポイントがもらえる制度は2025年9月30日で終了予定です。
この制度が使えるのは“今だけ”。本当にお得なうちに、早めにチェックしておくのが断然おすすめです!
お得に宿泊するチャンスを逃さないために、以下もぜひチェックしてみてください。
楽天トラベル限定!たび割情報